こんにちは。ユタカニです。
TOEICのお悩み相談などを見ていると、
- リーディングの点が中々上がらない
- リスニングとリーディングの差が大きい
というものをよく見かけます。
そこで本日は、「リーディングとリスニングの点数差原因とスコアアップ勉強法」を紹介したいと思います。
目次
TOEIC リスニングとリーディングの点差の原因
リスニングが上がりやすいという「罠」
はっきり言います。
リスニングだけスコアが上がっている人は、「テクニック」と「運」によるものです。
テクニックとはこんな感じです。
TOEICテクニック
- 質問を先読みして、放送内容を推測しておく
- 「Who」や「Where」で聴かれたら「Yes」、「No」は不正解
- 曖昧な返答の選択肢は正解の可能性が高い
これと勘で正解となる問題が増えればスコアは上がります。でも英語を理解しているとは言い難いですね。
試しに、何回放送を聴いてもOKなので、リスニングのPart3とPart4を「選択肢を見ず」に答えてみてください。
全く答えが浮かばない場合、残念ながらテクニックに頼る部分が多かったことになります。
テクニックが上達するのと英語力がつくのは別です。
なんか今日やたら厳しいこと言いますね
これを意識するかがスコアアップの鍵だからです。私も最初、リスニングとリーディングの点差が100点以上あり、結果はいつも500点台…。そのとき、リスニングの点だけ気にするのは意味ないと気づきました。テクニックだけではだめなんです。
リーディングの点で分かること
リスニングと比べるとリーディングはテクニックや運が入りにくい傾向にあり、受験者の真の英語力が分かるといえるでしょう。
リーディングで分かる力
- 語彙・文法知識(Part5・Part6)
- 様々なジャンルの長文を時間内に解く読解力、速読力(Part7)
リーディングで一番きついのは、Part7まで時間が全然足りないことなんですが…
TOEICは、英語力が足りない受験者にあえて厳しい時間設定をしています。完答できるかどうかも英語力を確認するうえで非常に重要な要素です
リスニングとリーディングの点差をなくす方法。
それは、「真の英語力」を鍛える勉強に取り組むことなのです。
勉強法を知る前に大事なこと
さて勉強法の紹介、
と行きたいのですが、もう1点大事なことがあります。
勉強法を確認するとき…
- リーディングだけに効く勉強法
- リスニング力が簡単に伸びる勉強法
そんな方法はないんだ!としっかり意識してください。
例えば、日本語を知らない外国の人から、以下の方法を別々に教えてと言われたらどうでしょう?
- NHKニュースを聴いてすぐ分かる方法
- 新聞がすぐにスラスラ読める方法
分けて教えるのは難しいですよね?
どちらもまず、「基礎の日本語からしっかり勉強していきましょう!」と答えると思います。
英語も同じです。
リスニングだろうとリーディングだろうと、毎日繰り返し、英語に「音」と「文字」両方で触れることで成長していくと思います。
なので、例えばリーディングだけ上がる方法を探そうとするのは、先ほどのテクニックの話と変わりません。
例え30分でも、毎日コツコツ英語に触れるのが、一番効率的なスコアアップ法だと、「覚悟を決める」のも大切なことです。
そっか。リスニングを優先する方法やリーディングだけに効果的な方法なんて考えてると、結局テクニックの話になりますね…
TOEICは世界160カ国での実績を使って、小手先テクニックが通じないよう日々改良されているので、結局、英語力を身につけたほうが効率が良いんです。
ここまでのまとめ
- リスニングはテクニックや運が影響しやすく、実力以上に高いスコアが出がち
- リーディングは、語彙・文法・読解問題に厳しい時間制限が合わさり、英語力がはっきりと出る
- 一番効率的なのは、毎日少しの時間でも英語に触れて英語力を高めること
リスニングとリーディングの点差をなくす勉強法
大分前置きが長くなりました…。
リスニングとリーディングのスコア差解消と、全体のスコアアップを狙う勉強法の紹介です。
ベストな模試の復習方法とは?
私は模試の参考書については、以下の本と公式問題集の2冊のみを購入し、試験までひたすら復習しました。
何故ここまで絞ったかというと、上の本で、「同じ模試を3回やり方を変えて復習する方法」がおすすめされていたからです。
この方法は「3回チャレンジ法」と呼び、内訳はこんな感じです。
3回チャレンジ法:
復習回数 | 内容 | 目的 |
1回目 | 120分の制限時間で取り組む | 現段階の実力を知る |
2回目 | 制限時間無し、リスニングは何回聴いてもOK | 制限時間に影響されない「真の英語力」を知る |
※2回目の後~3回目まで(1~2週間)に、個別対策に取り組む | ||
3回目 | 120分の制限時間で取り組む | 「英語力」と「TOEICの解答力」がどれだけ伸びたか最終確認 |
なるほど、1回ずつ多くの模試をやるより、2冊の参考書だけを3回ずつ復習したんですね
なので、トータルでは、200問×6回復習=1,200問分取り組んだことになります。模試本を6冊買うより費用もかからず実力がつくので良い勉強法でした!
注目なのは2回目です。制限時間なく、リスニングを何回聴いてもOKで取り組む…。
やる意味あるのかと半信半疑で取り組んだのですが、なんと、1回目と2回目のスコアがあまり変わらないのです。
制限時間を気にする前に実力をつけなければならないことがよくわかりました。
結果的にこの復習をベースにして、本番930点取得できたので、大きな効果があると思います。
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リスニングにもリーディングにも効果的な方法
4つの勉強法をご紹介します。それぞれ概要をまとめました。
勉強法 | 内容 | 身につく力 |
超精読 | Part7の英文を、辞書を使って意味や文法を確認しながら、時間をかけて読む | 文法理解力・語彙力 |
即音読 | Part7の英文を、意味を頭の中で理解しつつ、早口で音読する | 英文を早く理解できる力 |
ディクテーション | Part3・4の放送を聴きながら英文を書き写す | 英語を聴いた直後に意味が理解できるようになる。 |
シャドーイング | Part3・4の放送を後から続いて音読する |
全ての勉強法で、英文を聴く、読むが早くなる方法です。
頭の中で英語を和訳して理解するプロセスを省略でき、英語のままニュアンスをつかむ力を養います。
語彙力アップのおすすめ参考書は?
Part5・Part6は語彙力がスコアアップの鍵です。これを鍛えるには専用の単語本が有効です。
私がおすすめするのはこちらです。
著書のTEX加藤さんはTOEIC毎回満点のカリスマ講師で、本書は加藤さんがTOEIC受験後に実際に出題された単語を収集して作られたものです。
私が受験したTOEICでもこの本の中の単語が複数出題されました。超実践的な単語本と言えると思います。
最後に
本日は、リスニングとリーディングの点差の原因と、勉強法を紹介しました。
紹介した勉強と参考書は、すべて私が930点取った時に実際にやっていたものですので、自信を持っておすすめしています。
勉強を毎日続けるのは大変ですが、私は続けるコツとして、「1日30分の学習習慣」を紹介しています。ぜひのぞいてみてください!
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最後までお読みいただきありがとうございました!