こんにちは。ユタカニです。
本日はリスニングPart3について説明します。
Part1の「写真描写問題」や、Part2の「応答問題」と異なり、全問正解できる可能性の高い対策とテクニックを紹介します。
※TOEICや各Partの概要については以下の記事にまとめています。併せてぜひご覧ください!
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Part1、Part2の全問正解って難しいんですか?
1.序盤で緊張してる。2.短文なので聞き漏らしたら即アウト。3.なぜか異常な難問が入る。という特徴があり、無理するとかえって解答リズムが崩れる危険があります。「Part3から挽回だ!」くらいな気持ちがちょうど良いんですよ
TOEIC Part3 会話問題(39問)
2人もしくは3人の会話を聞いて正しい選択肢を選ぶ問題です。
また、問題用紙にイラストや地図が書かれていて、それらをヒントに正解を選ぶものがあります。
問題数は39問。このPartだけでリスニングパート全体の約4割を占める大きなPartです。
また、内容も幅広い分野から出題されます。
Part3 内容例
- 在庫不足の商品の発注についての相談
- 新入社員歓迎会の手配
- お店での商品確認やセールの案内
2016年以前の”旧”形式のPart3は、はっきり言って「形式通りの単調な会話」が多かったです。
”新”形式では、見違えるような(?)「豊かな」やり取りが繰り広げられます。
豊かな会話例
- 提案したアイデアに異議を唱える
- ジョーク(下品でない)を言う
- 2人の会話と全く関係ない話を3人目が始める
そのため、いち早く会話の概要をつかみ、その後の展開を予想しながら聴く力が試されるようになりました。
旧形式のPart3の会話が現実になったらつまらなそうですね…
「絶対平和なTOEIC世界」って言う人もいましたよ。1.意見には絶対反対しない。2.やたら褒める。3.大きなミスでも誰も責めず、全員が助けてくれる。いや~、ある意味羨ましい!
TOEIC Part3対策
私は、Part3は、それまでのPartに比べ、「親切設計」かつ「問題数も多い」ので、運に左右されず安定した結果を残せるPartだと考えます。
もちろん勉強を重ねれば全問正解も十分狙えます。
なぜ「親切設計」と言えるのか?Part1・Part2との違いでまとめました。
Part1・2とPart3の違い:
Part | 放送時間 | 問題の「印刷」 | 難問 |
Part1・Part2 | 数秒 | 無 | 有 |
Part3 | 10秒以上 | 有 | 無 |
1.放送時間が長くて情報が多い、2.質問が印刷されていて事前に読める。3.難問がない。の3点親切設計です。
なるほど、準備さえすれば高スコア取れそうです
特に重要なのは、問題と選択肢が用紙に印刷されており、事前にある程度の会話内容を予想できる点です。このメリットを最大限活かした対策がこちらです。
Part3対策
- Part3の「Part説明のアナウンス」が流れたら、無視して最初の質問3問を全て読み、内容を予想しておく
- 会話冒頭を集中して聴き、質問内容と併せて概要を把握する
- 会話中盤~終盤については、質問に対応する部分だけ集中して聴き解答していく
ふむふむ。質問を先に全部読んじゃって、放送の最初を注意して聴いて、後は質問と関係あるところを聴く、ですね。
そして、最後に「次の問題の質問を全部読む」です。このリズムを模試からずっと習得できるようにしてください。
TOEIC Part3でのテクニック
繰り返しですが、Part3は、はじめて質問と選択肢が印刷されたPartです。
テクニックもこの利点をさらに掘り下げ、最大限活かしたものになっています。
まず、問題文の「順番」に注目して、該当の放送が来るのを待ち構えておくということです。
実は、Part3では、問題文の情報と、質問の順番が入れ替わることはまずありません。
つまり、1番目の質問の正解は、放送序盤に、3番目の質問は、終盤にあるのです。
これはPart3のみのテクニックです。
似たような形式はPart4ですが、ここには当てはまりません。
最後の質問の答えが、冒頭に説明されることがあるのです。
詳しくはPart4対策の記事をご覧ください。
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次に、時間や日付、金額などの「数字」に関する問題が1問はあることを知っておくことです。
この事前知識の効果は絶大です。
なぜなら、数字のような「ピンポイント情報」は、会話の冒頭~終盤どこにでも登場する可能性が高く、意識して聴かないと聞き漏らす可能性が非常に高いからです。
- 質問の順番と会話の流れの順番は一致する
- 数字に関する問題が1問出る
この2つを組み合わせると、「数字に関する質問」についてのテクニックが出来上がります。
数字についてのテクニック
- 質問を読んで、数字に関する質問が何問目か確認する
- 何問目かに応じて、会話の「冒頭」、「中盤」、「終盤」のどこに数字が出そうか予想しておく
- 放送が始まったら2.の部分だけ集中して聴く
例えば、数字についての質問が「3問目」だったら、「終盤」に数字が出ると予想して聴けば良いんですね?
素晴らしい!そのことさえ知っていれば、数字に関する聞き漏らしはほぼなくなり、正解率がアップしますよ。
ここまでのまとめです。
まとめ:
- Part3は「放送時間が長く」、「質問は印刷」され、「難問もない」親切設計
- 質問を先読みして内容予想すれば、冒頭で概要を把握できる
- 質問の順番と、会話で出てくる順番が一致することを知っていれば、「数字に関する問題」の正解率が上がる
どれもやりやすくて効果が大きいのが特徴です。
私がPart3が運に左右されず全問正解が狙えると言ったのは、こうした対策とテクニックがあるからです。
まとめ~Part3はリスニングパート最重要~
本日はPart3の対策とテクニックについて紹介しました。
繰り返しになりますが、Part3は、問題文を先読みすることで文脈の事前理解が可能であり、ピンポイントの質問については選択肢を見ながら音声を聴けば高い確率で正解となります。
実際に私自身、TOEICの勉強が軌道に乗るまで、Part1・Part2は7割くらい正解だけど、Part3で大きくスコアを下げる…という状況でした。
しかし毎日勉強していると、全く逆の成果になってきたのです。
Part1・Part2は6~8割正解とブレが大きい。でも、Part3は毎回9割以上正解で安定してきてる!
そして本番。Part2に模試以上に予想外の難問が多く出題され大苦戦しましたが、Part3で十分に成果を発揮することができ、結果、リスニングスコア470点を取得できたのです。
Part3は日々の努力が確実に実るPartです。ぜひ継続して取り組んでみてください。
大苦戦て…。Part2そんなに難しかったんですか?
最後の5問くらい、全部ヤマ勘で、手汗がひどかったです。Part3で一気に自信を取り戻せたのでラッキーでした。Part2って本当に怖いですよ…
最後までお読みいただきありがとうございます!