こんにちは。ユタカニです。
日々TOEICを通じて英語の勉強をしています。
同じ参考書ばかり勉強していると飽きるので、気が向いたときに英語の歌を和訳して楽しんでいます。
本日は英語の歌を使ったら勉強に役立つことを、具体的な表現とともに紹介します。
目次
英語の歌が勉強に良い理由
今、働いている人や大学生で英語を勉強したいと考える理由は以下のものでしょうか。
大人になって英語の勉強をしたい理由:
- 将来海外で生活するため
- 英語に関連した仕事に就きたい
いずれも実践的な目標だと思いますので、そんな方には英語の歌はおすすめです。その理由は…
英語の歌で勉強をおすすめする理由:
- 会話に使える実践的な英語を学べる
- 多様な表現を覚えやすい
- 好きな歌なら飽きずに楽しく続けられる
昔使ってた英語の教科書とかだと、教育機関の英語なので、文章表現が多いです。
その点、歌なら普段から使われる英語が早く身につくのでおすすめです。
英語の歌~ビートルズ編~
英語の歌と一言で言っても、数は膨大ですが、勉強に使うなら、「ビートルズ」と「カーペンターズ」がおすすめです。
その理由です。
ビートルズとカーペンタースがおすすめな理由:
- 曲のスピードが聴きとりやすい
- 表現が非常に豊富
- 文法も発音も正確
- 和訳がネットにたくさんある(答え合わせできる)
もちろん、好きなアーティストがいるのであれば、そっちの方が楽しく聴けるし問題ありません。
ただ、早すぎる曲は聴きとりづらいし、ラップとかだと中々ビジネスでは使わない(というか使うとまずい)表現が多いので、バランスが良いのはこの2グループと思います。
本日はビートルズの代表曲で英語の生きた表現を紹介します。(カーペンターズは別途まとめる予定です。)
ビートルズで英語の勉強~特におすすめ曲はコレ!~
A Hard Day's Night
Beatlesの中でも代表曲の1つとされる「A Hard day's night」です。
ざっくりですが歌詞の内容をまとめると、こんな感じと思います。
きつかった日の夜:
- 仕事がきつかった日の夜、すぐ横になりたい気分
- でも帰って君に会うと疲れが吹き飛ぶ
- 君が感謝してくれると、疲れなんて吹き飛ぶ
- だから不満なんて言ってられない。また頑張るよ
なんだか私含め、働くサラリーマンの応援歌ですね!
では、いくつか非常にためになる表現をご紹介します。
日常会話にも応用可能!コレは押さえたい便利な表現は?
It's been a hard day's night.
この曲は日本人が英文法をやるとき、挫折率が高い(?)現在完了形がふんだんに使われています。
冒頭の表現も、「It's(It has)been~」と現在完了形です。なぜ?「It is~」と何が違うの?
これがニュアンスが全く変わるんです。前者は仕事してた時のきつかった気持ちがずっと継続していることを伝えることができます。
「It is~」だと、今は(きつい日の)夜というものである。と今が夜であることに重点が置かれてしまいます。
でも、この歌で伝えたいのは、そこじゃないですよね。
そこで、「仕事がずっときつくて夜になったよ。」ときつかったこと自体に重点が置かれるのが、現在完了の継続的用法です。
学校の教科書だと、現在完了は、「継続」、「経験」、「完了」、「結果」を表す!と教わりますが、これだけだとちょっとよくわからないですよね。
だったらこの曲で「継続」の用例としてまるっと暗記した方がよっぽど実践的です。
I've been working like a dog.
さあ、より混乱する表現です。
現在完了に進行形が追加されています。「I've worked like a dog.」でいいじゃん!なぜ進行形にするの?
これは現在完了形が、上記の通り色々な表現ができることと関連しています。
「I've worked~」と、進行形を入れないと「完了」のニュアンスが強くなってしまうのです。
すなわち「犬のように仕事を完了したぜ!」となります。う~ん、そういうことじゃないですよね。
犬のようにあくせく働き続けたことを伝えたいのですから、継続していることを強調したいのです。
そのため、「進行形」と合体させ、現在完了の「継続」であることをしっかり表すのです。
「I've been working like a dog.(犬のようにずっと働き続けていた)」となり、歌の趣旨に合致します。
では、こちらどうでしょうか?
1日中待たされた、いら立ちを表すにはどちらが良い?
- I have waited for a day.
- I have been waiting for a day.
もうお分かりですね。下が趣旨に合う表現です。
上は、「(きっちり)1日待つことを完了させたよ!」となるので、なんかそういうミッションでもあったのか?と思わせます。
下は、1日待ち続けた、と相手に待ったこと実体をしっかり伝えられます。
以上、ビートルズからネイティブが感じる現在完了形のニュアンスを紹介しました。
「have+過去分詞=現在完了」だけだと、実際にネイティブが使う表現に戸惑うかもしれません。
そこで、事前にこうしたニュアンスの違いを何となく覚えておくと、表現が豊かになりますよ。
ぜひご自身の好きな海外アーティストの歌詞も調べてみてください!きっと面白いと思います。
最後に
本日のまとめです。
- 英語の歌は実践的な表現を学ぶのに良い
- 曲スピードや聴きとりやすさから、おすすめは「ビートルズ」と「カーペンターズ」
- 「It's been a hard day's night.」で、きつかった気持ちが夜まで継続してることを伝えられる
- 「Have been+進行形」とすると、継続してやった動作を強調できる
本日ご紹介したような、実践的な英文法を実践的な用例とともに学びたい方にピッタリな本を紹介します。
私がこの本を読んで衝撃を受けた項目の一部です。
- 現在形は現在を表さない
- 現在形と現在進行形のネイティブの使い分け
- 過去形は過去を表すだけじゃない
とにかく今までの英文法への考え方が根本から変わります。
最近、「TOEICのスピーキング&ライティングテストを受けたこと」を紹介しましたが、この本がきっかけになったほどです。
私のように、本当に初歩から英語をやり直したい方に特におすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました!