こんにちは。ユタカニです。
私は、2018年にTOEIC930点を取得。
その後TOEIC主催の限定イベントに招待され、高スコアの参加者から色々な勉強法を教わりました。
そんな経験をもとに、効果的な勉強法やおススメ参考書を紹介しています。
2020年現在、TOEICは大幅な形式変更がないため、
変わらず有効な対策・勉強法・おススメの参考書
を改めて紹介してみようと思います。
最近のTOEICと昔のTOEICって何か違うんですか?
一言でいうと、まるで別試験のように変わってます。特に、TOEICの世界は”オンライン化”が激しいですね。順に見ていきましょう!
※2021年追記:
大変多くの方にご覧いただいており、うれしく思います。
2021年版の参考書・勉強法の記事も作成しています。
目次
TOEIC 2020年の出題傾向と対策
1.リスニングはこうして難しくなった
かつてTOEICのリスニングは良く言えばシンプル、悪く言えば単調なやり取りを聴いて解答するものがほとんどでした。
ですが、現在ではリアルなやり取りに近づけるよう、個性豊かになり、しかも選択肢も複雑になっています。
この難化がはっきり出ているのはPart2です。
Part2の昔と今の例をそれぞれ用意してみました。
以前のPart2
- 問題:会議室はどこにありますか?
- 解答1:7時です
- 解答2:3階の奥です
- 解答3:トムです
今のPart2
- 問題:会議室はどこにありますか?
- 解答1:議事録は送りましたか?
- 解答2:上司からのメールを確認しましたか?
- 解答3:あの見積もりは高いですね
なんだか…、質問に明確に答えてないですね。
そうです。これをPart2の「曖昧回答化」と呼んでいます。選択肢も個性的で複雑になり非常に難しく感じます…。
さらに、Part3・Part4の出題傾向にも変化があります。
Part | 旧 | 新 |
3 | 2人の会話を聴いて答える | 2人もしくは3人の会話や印刷されたイラストを見て答える |
4 | 1人のスピ―チ等を聴いて答える | 1人のスピーチや印刷されたイラストを見て答える |
Part3では話し手が3人になる問題が出てきます。
おそらく狙いは、多様な会話に対応する力を測るためです。
また問題用紙に印刷されたイラストがあり、会話と一緒に確認させる問題も登場しました。
このような一連の変化は、リアルなビジネス現場を再現しようとするTOEIC側の意思の表れでしょう。
Do you~?はYes/Noで、それ以外はそれっぽい選択肢を選べば良いと思ってました。
4・5年前に受験した人は必ず紹介するテクニックですね。今では問題制作者が逆手に取った”ひっかけ問題”を多数用意してるのでほとんど通用しませんよ…。
本当にTOEICの問題の進化には驚きます。
2.リーディングで明らかに増えたのはこれ!
答えを先に書くと、今のビジネス…、
いえ日常生活でも当たり前となったEメール・チャット・オンライン広告が劇的に増加しています。
簡潔な英語で表現されているものの、全体的な文量が増え、2・3文を読み比べて解答する問題が新設されています。
しかし、制限時間は変更されていません。
短時間で文脈をつかみ正しい情報を選ぶ能力、まさに今のビジネスで問われる力を再現しているといえるでしょう。
3.TOEICでこれからも”変わらない”ことは?
TOEICは世界中の国で採用されているという特質上、特定の思想にかたよる内容は掲載しません。
具体的には、宗教・政治はあつかわれません。
また、攻撃的・批判的な表現(スラングやブラックジョーク)も出題されません。
これは長文リスニングや読解で有益な情報となります。ストーリー展開や結末が非常に予想しやすいのです。
例えば遅刻が多い従業員に対し、解雇したり、悪口や怒鳴ったりはしないのです。
必ず話の展開は、解決策を考えたりや悩みを共有するといった前向きな方向に進みます。
効果抜群の勉強法とは?
私は、TOEICの基本となる勉強法として”3回チャレンジ法”をおススメしています。
同じ模試を計3回復習する方法ですが、復習方法はこのように行います。
復習方法:
復習回数 | 内容 | 目的 |
1回目 | 120分の制限時間で取り組む | 現段階の実力を知る |
2回目 | 制限時間無し、リスニングは何回聴いてもOK | 制限時間に影響されない「真の英語力」を知る |
※2回目の後~3回目まで(1~2週間)に、個別対策に取り組む | ||
3回目 | 120分の制限時間で取り組む | 「英語力」と「TOEICの解答力」がどれだけ伸びたか最終確認 |
特に重視してほしいのが2回目のやり方です。
やってみると、不正解の問題が1回目と変わらないことに気がつくはずです。
TOEICの厳しい時間制限に惑わされ、自分の真の英語力を見極めることが、実はスコアアップの近道なのです。
あと、制限時間ばかり気にすると小手先のテクニックがとっても魅力的に見えるんですよね。そうなるとますます高スコア取得が難しくなります。
2回目の復習で不正解の問題を集中的に復習すれば、結果的にスコアは上がっていくってことですね。
厳選の参考書はコレ!
1.まず取り組むべき参考書は?
実は先ほど紹介した3回チャレンジ法は私が作ったものではありません。
こちらの本の著者であるヒロ前田さんが考案された勉強法です。
ヒロ前田さんは”TOEIC界のカリスマ講師”の1人で、今もTOEICを受験されています
(しかも毎回満点らしい…)
この本ではヒロ前田さんの講師経験にもとづき、
受験者の弱点・試験の傾向・3回チャレンジ法の詳細説明など、
TOEIC必勝法が全てつまった1冊です。
これ1冊で参考書は良いのでは?と思うほどお得な本となっています。
※追記:2020年、待望の新版が出ました!
個人的にとても好きだった生徒との講義形式の解説が復活しており、よりパワーアップしています!
2.勉強に慣れてきたら取り組むのは?
上の参考書を使って勉強法や自分の弱点を知った後に、公式問題集に取り組んでください!
えっ?最初に公式問題集から始めたほうが良くないですか?
これが結構盲点なんです。公式問題集は問題レベルは最高ですが、勉強初期に必要なことが決定的に不足してるんです。別記事でまとめていますので、興味ある方は見てみてくださいね。
あわせて読みたい
3.スキマ時間に大活躍の1冊は?
- 平日は少ししか時間が取れない!
- 少しの時間でも効率的にスコアアップできる参考書が知りたい
そんな人のためには、単語学習がおススメです。
TOEIC(ビジネス)に頻出する単語だけ集めた参考書があれば、効率よくスキマ時間を使えますよね!
私がおススメする単語本はコチラです。
著書のTEX加藤さんは、先ほどのヒロ前田さんと同じくTOEICカリスマ講師で、
本書は加藤さんが、実際にTOEIC受験した時に出題された単語だけを収集して作られています。
くどいですが、単に想像したのでなく、
ご自身の受験経験から頻出している単語だけを選んで作った本です。
これ以上実践的な単語本は無いと思います!
ちなみにこの本の中でTEX加藤さんの単語収集法が掲載されていますよ。試験が終わったらすぐ近くのカフェに駆け込み、持参したノートに出題単語全てを書き取ってるそうです…。
もはやストイックというよりマニアックですね…。
最後に
本日のまとめ
- リスニングは選択肢が曖昧・複雑化している
- リーディングはオンライン関連の問題がメインになっている
- 勉強法は同じ模試を、制限時間の有り無し3回復習すると効果的
- 参考書はカリスマ講師作成のものがおススメ。公式問題集はその後に取り組むのがよい
勉強方法は人それぞれでも、効率的な方法ってやっぱりいくつかあるんですね。
私は900点超えしてからイベントでスコアアップの方法をたくさん教わりました。もっと早く出会えていれば…、という気持ちからこのブログを作っています。
今後も最新情報を掲載していければと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました!