こんにちは。ユタカニです。
TOEICに取り組む人の悩みNo.1と言っていいのは、
「TOEICってどうしてこんなに時間が足りないの?」ではないでしょうか?
本日は、TOEICの制限時間についての問題と対策を徹底的に紹介します。
何回受験してもPart7の最後までいきません…
Part5やPart6で時間を上手く使う方法ありますか?
今回こうした悩みがすっきりします。
目次
TOEICの時間が足りない仕組みは意図的?
まず、TOEICリーディングの制限時間の仕組みを考えてみましょう。
単純に100問を75分で解くためには、1問当たり約45秒で進めないといけません。少し考えたり長文を読む時間も加味すると、これは非常に厳しい設定です。
しかも厳しい理由は意図的だと思います。
なぜなら、TOEICは「ビジネス英語力」を測ると公言しており、ビジネスの世界では、大量の情報を取捨選択し、限られた時間で把握することが重要だからです。
個人的な感覚ですが、全問完答できれば850点以上は取れるのではないかと思います。
(勘でマークするのを除く)
あの厳しい制限時間はビジネスの世界を再現するため意図的だってことですね。
そう考えるとTOEICの問題傾向も良く考えられてますよ。シンプルな文法や言い回しで大量の情報を聴かせ、読ませるというのはまさにビジネスの世界ですから。
リーディングの時間が足りないことへの対策
さて、TOEICの時間設定は意図的に完答するには厳しい設定をしていることは分かりました。
では、リーディング中にできる対策はあるでしょうか?
私はシンプルに、リーディング中は常に1点だけ気をつければ良いと考えています」
リーディングで気をつけるたった1つのことは?
結論を先に書きます。
リーティングで気をつけること
- Part7で50分以上時間を作る
なぜか?TOEICの「スコアの仕組み」と「Part毎の問題数のいびつさ」が理由です。
TOEICでは、Part毎の配点はありません。
(例:Part5は1問1点でPart7は1問3点等)
単純に問題に多く正解すればスコアが上がります。
そしてこの問題数がPart毎に偏っているのです。
リーディングの問題数と全体(100問)との割合をまとめました。
Part | 内容 | 問題数 (リーディング内割合) |
5 | 短文穴埋め問題 | 30問(30%) |
6 | 長文穴埋め問題 | 16問(16%) |
7 | 読解問題 | 54問(54%) |
リーディングの約6割はPart7なのです。
しかもPart7の英文は、広告やEメール、ネット注文画面など非常にシンプルな英文ですから、時間さえあれば正解率は格段に高まるのです。
にもかかわらず、時間が足りず一部しか解答できないのは、とてももったいないです。
そこで、Part5・Part6を解いて残りの時間でPart7を解くのでなく、Part7を全部解けるようにPart5・Part6に対策を行うことにします。次にこれを紹介します。
あの…。だったらリーディング開始直後にPart7を始めるのはどうでしょうか?
そう聞かれると思いましたがおすすめしません。理由は、1.Part7解答後のPart5・Part6解答がプレッシャーになり集中できない。2.中途半端ところからマークするのでミスが起こりやすい、といったことです。
Part5・Part6の「試験中の罠」と「対策」とは?
この2つも先に書きます。
Part5・Part6の罠:
罠 | 内容 | 影響 |
1 | 分からない問題でも考えれば正解できると勘違い | 文法・語彙問題は時間をかけても正解率は変わらない |
2 | 選択後に不安になり何度も見返す | 問題種類によって不必要に時間を浪費してしまう |
対策:
対策 | 内容 |
1 | 分からない問題は5秒考え、だめなら「C」をマークする |
2 | 「問題種類」をまず見極め、種類に応じた時間をかけてどんどん進めていく。 |
市販の参考書だと、「Part5が15分、Part6は10分」というように、Part毎でしか時間設定していないものが多いです。
そこで私はもう1歩踏み込み、1問1問全て「種類分け」して時間設定をしてます。それが対策2.にある「問題種類」です。
問題種類によってどのように時間設定するかまとめました。こんな感じです。
問題種類に応じた時間対策:
種類 | 内容 | 時間 |
語彙 | 正しい意味の単語を選ぶ | 5秒 |
時制 | 同じ動詞の異なる時制を選ぶ | 5~10秒 |
動詞変化 | 同じ動詞の異なる変化形を選ぶ(ing形 or 受動態等) | 10秒 |
接続詞 | 2文をつなぐ接続詞を選ぶ | 20秒 |
1文選択 | 長文の中で意味が通る1文を選ぶ(Part6限定) | 30秒 |
ご自身の得意・不得意に応じて時間を調整しても良いです。
重要なのは、Part毎の時間管理だと甘く傾向があるので、1問1問で時間設定をするということです。
これがPart5・Part6での最も重要な時間対策です。
まず「選択肢」をすぐ見て、上のどの種類か見極めてかける時間を決めたほうがよいですね。
いい考えですね。選択肢って実は情報の宝庫なんですよね。まず選択肢を2秒見る、ってルールを決めても良いですね。
それにしても細かいですね。
細かく時間設定した方が本番で活きてきます。このくらいまで時間管理するとPart7で50分以上時間をかけられスコアが変わってきますよ。
Part7のスコアが上がる時間対策とは?
以上、Part7までに50分以上時間を残す対策をご紹介しました。
では、Part7での時間対策はあるでしょうか?
そのコツは、Part7の「文書種類」と「出題数」に着目して時間管理することです。
文書種類は「1文書(シングル)」、「2文書(ダブル)」、「3文書(トリプル)」の3種、出題数は「15」です。
これは毎試験固定ですので、以下がおすすめの時間対策です。
Part7の時間対策:
種類 | 出題数 | 時間 (1出題当たり) |
シングル | 10 | 2分30秒 |
ダブル | 2 | 5分 |
トリプル | 3 | 5分 |
ちなみに、Part7の英文は最初から一言一句読むのでなく、概要を把握したら都度質問に解答しつつ読み進めるほうが上手くいきます。
冒頭で紹介したTOEICの趣旨と同じですね。「ビジネスでは、限られた時間で必要な情報のみ取捨選択する。」
Part7はこの集大成と言えるでしょう。
なお、当ブログでは、Part毎の徹底対策をまとめています。よろしければぜひ以下を参考にしてください。
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最後に
本日のまとめ
- TOEICは試験趣旨から意図的に厳しい時間設定をしているので対策必須
- Part5・Part6では「問題種類」に応じて1問1問で時間設定をする
- Part7では「文書種類」に応じて「1出題」当たりの時間設定をする
間違いなく、TOEICの最大の難関は制限時間です。
本日紹介した時間管理に慣れれば、スコアになってかえってくると思います。
「知識」、「集中力」、そして「時間管理」。ビジネスと同じでTOEICにもいろいろな力が試されますね…。
私は、TOEICの世界にある”超ホワイト企業”にあこがれます…
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