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【TOEIC 出題傾向 2019年】最近の対策・勉強法を実体験でまとめてみた

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こんにちは。ユタカニです。

TOEICは全世界で採用されている信頼の高い試験で、問題内容を数年単位で大幅に見直すことが特徴です。

本日は、近年のTOEICの出題傾向やそれに対する対策・勉強法をまとめました。

大幅にってどのくらい変わってるんですか?

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例えば昔のPart6って「誤文訂正問題」と呼ばれ、文章中の間違った語法を指摘するPartでした。

?なんですかそれ?今は長文の中の空欄を埋める問題ですよね。形式そのものが変わってるんですね。

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追記:

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ぜひあわせて ↓ もご確認ください♪

TOEICが出題傾向を頻繁に見直す理由

冒頭で紹介したとおりTOEICは世界中で採用されている試験ですが、その割に頻繁に問題形式を変更します。

どうしてTOEICは問題を都度見直す必要があるのでしょうか?

それはTOEICが、ビジネス英語を主題にした試験だからだと思っています。

?扱う内容がビジネス英語だから頻繁に見直すという事ですか?関係あります?

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例えば10年前の会社の仕事と今の仕事を比べてください。劇的に変化してますよね?ビジネスの変化はあらゆるものの中でも早いため、そこで使用される英語表現も変化しています。TOEICはここをかなり重視しているんですよ

逆に考えれば、最近のビジネス環境の変化を意識していると、自ずとTOEICの問題傾向が分かってくるのです。

では次からは具体的な傾向や変化を紹介していきます。

最近のTOEIC出題傾向

1.リスニングはこうして難しくなった

かつてTOEICのリスニングは良く言えばシンプル、悪く言えば単調なやり取りを聴いて解答するものがほとんどでした。

ですが、現在ではリアルなやり取りに近づけるよう、個性豊かになりかつ予想しにくい展開が増えてきました。

この難化がはっきり出ているのはPart2です。

昔のPart2と今の傾向の例をそれぞれ用意しました。

以前のPart2

  • 問題:会議室はどこにありますか?
  • 解答1:7時です
  • 解答2:3階の奥です
  • 解答3:トムです

今のPart2

  • 問題:会議室はどこにありますか?
  • 解答1:議事録は送りましたか?
  • 解答2:上司からのメールに書いてありました
  • 解答3:あの見積もりは高いですね

なんだか質問に明確に答えてないですね。

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そうです。これをPart2の「曖昧回答化」と呼んでいます。実際やってみると前よりとても難しく感じます…。

さらに、Part3・Part4の出題傾向にも変化があります。

Part
3 2人の会話を聴いて答える 2人もしくは3人の会話や印刷されたイラストを見て答える
4 1人のスピ―チ等を聴いて答える 1人のスピーチや印刷されたイラストを見て答える

Part3では話し手が3人になる問題が出てきます。

狙いは多様な会話に対応する力を新たに測るためです。

また問題用紙に印刷されたイラストがあり、それと会話を併せて確認して答えを選ぶ問題も新たに出てきました。

以上の傾向の変化は、すべて今のリアルなビジネスの現場を再現しようとするTOEIC側の意図によるものと思います。

なお、こうした新形式の対策は別の記事にまとめています。

2.リーディングで明らかに増えたのはこれ!

答えを先に書くと、今のビジネス…、いえ日常生活でも当たり前となったEメール・チャット・オンライン広告が劇的に増加しています。

簡潔な英語で表現されているものの、全体的な文量が増え、2・3文を読み比べて解答する問題が新設されています。

しかし、制限時間は変更されていません。

短時間で文脈をつかみ正しい情報を選ぶ能力、まさに今のビジネスで問われる力を再現しているといえるでしょう。

 

3.TOEICでこれからも”変わらない”ことは?

TOEICは世界中の国で採用されているという特質上、特定の分野に偏る内容を掲載することができません。

具体的には、宗教・政治主義の内容です。

また、受験者の様々な心象に配慮し、過剰に攻撃的・批判的な表現(スラングやブラックジョーク)も出題されません。

これは長文リスニングや読解で有益な情報となります。ストーリー展開や結末が非常に予想しやすいのです。

例えば遅刻が多い従業員に対し、解雇したり、悪口や怒鳴ったりは絶対しないのです。

必ず、展開は解決策や悩みを共有する方向に進みます。

ちなみに、この視点でTOEICの問題を見てみると、ちょっと現実離れして面白く感じるネタが出来上がります。

こちらでまとめてますので興味があれば見てみてください↓

TOEICの対策・勉強法のまとめ

1.1ヶ月前から集中して取り組みたいなら?

TOEICの申し込みをして本番までの期間集中して勉強する方が多いのではないでしょうか?

その期間は平均1ヶ月くらいだと思います。この期間に最大限スコアアップする勉強法をまとめています。

 

2.効果的な模試の活用法は?

TOEICの最新の傾向をつかみ、かつ効果的にスコアアップできるために模試は不可欠です。

一押しの模試復習法と意外に触れられていない公式問題集を最大限活用する方法をまとめました。

 

3.おすすめ参考書を知りたいなら?

TOEICの問題傾向を理解して勉強に取り組むには、最新の参考書の中で、著書自身がTOEICに熟練していることは必要不可欠です。

この点でぴったりの参考書2冊についてまとめています。

最後に

 

 

本日のまとめ

  • TOEICはビジネス現場の変化に合わせて問題内容を都度見直している
  • 最新の傾向では、Part2は選択肢に「曖昧な回答」を多く用意し難化している
  • Part3・Part4では話し手が増えたり、イラストが掲載されたりしてリアルな内容になっている
  • リーディングは、チャット・Eメール・オンライン広告分野の問題が劇的に増加した
  • 以上変化があるものと、宗教関連や政治ニュース・攻撃的なに内容は含めないという不変のルールを理解しておけば、試験対策しやすくなる

TOEICはこれからも時代の変化に合わせ都度見直しされていきますが、いきなり難化したり、理由なく変更されることはありません。

デジタル関連の文章の増加、よりリアルな会話表現の増加という大きな軸と、

宗教・政治・攻撃的表現を含まないという絶対ルールを把握しておけば、試験当日慌てなくて済みます。

ぜひ各章リンク先の記事も参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!




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