こんにちはユタカニです。
日々サラリーマンやりながら、TOEICの勉強してます
先日、旧友と飲み会をした際に、TOEICの話をしたら、こんな質問をされました。
えっ、30歳超えて今さらTOEICやる意味あるの?
仕事で英語使わないなら無駄な努力じゃない笑?
・・・
その後しばらく「そういえば、なんで毎日TOEICの勉強続けてるんだろう?」って思ってました。
さて、それから数日後、たまたま手に取った本の「マインドセット」という考えが、まさに私がTOEICを続けられている理由だったのです。
本日は、無意識に行っていた「マインドセット3つの実践法」について紹介します。
特にこんなお悩みを持つ方に参考になれば嬉しいです。
- 新しいことを始めてもなかなか続かない
- 結果が出ないとすぐやめてしまう
参考にした本:
目次
マインドセットとは?
キャロル・S・ドゥエック教授の「マインドセット「やればできる!」の研究」によると、
マインドセットとは、人生を決定づける信念のことで、大きく2種類に分けられるそうです。
まず「硬直」マインドセットと呼ばれるもので、概要は以下です。
硬直マインドセット
- 人間は年齢や才能、環境によって、成長限界が決まっていると考える
- 成功か否かは結果が全てと考える
- 失敗=取り返しのつかない恥と考える
これに対しもう1種類が、「しなやかな」マインドセットと呼ばれるものです。
「しなやかな」マインドセット
- 人間はいくつになっても努力と経験で成長し続けられると考える
- 結果よりもプロセスを重視する
- 失敗=成功のために必要不可欠なものと考える
どちらもやや抽象的なので、私が取り組んでいるTOEICに置き換えるとこんな感じでしょうか。
★TOEICに対する考え方例
「硬直」マインドセット:
- 30代は10代と違って英語力の向上は見込めない
- スコアが上がらないのは才能や環境による限界
- 勉強しても目標スコアが出なければ全て無駄
「しなやかな」マインドセット:
- 30歳からでも将来に役立つ英語力は十分に身につく
- スコアがすぐ上がらないのは、語学習得には時間がかかるから
- 毎日の勉強で英語スキルが上がれば、時間はかかっても必ず目標スコアは達成できる
正直に言うと、私はかつて硬直マインドセットでした。しかも以下の様な極端な考えだったんです。
- 日本人は海外で生活しない限りネイティブ並みに英語を使うことは不可能
- 日本のTOEICスコアが他国と比べ低いのは日本人の限界
- 最初から英語の才能がなさそうならすぐ勉強やめよう
とまで考えていました…。
結論から言うと、私はTOEICの勉強に取り組むことで「しなやかなマインドセット」に変わりました。
次に、TOEICの勉強の中で「しなやかなマインドセット」に変化した3つの実践法を紹介します。
TOEIC930点取れた勉強時の3つのマインドセット実践法
1.勉強への目的意識が変わった
勉強を始めた直後の私は、模試のスコアに一喜一憂する日々でした。
しかし、1ヶ月粘り強く取り組んでみると、別の楽しみを得るようになったのです。
- リスニングの会話内容が早く分かるようになってきた
- 分からない単語が読めるようになって、長文が読みやすくなった
- 模試の復習のときに同じミスをしなくなった
ただしこの間、模試のスコアは目標には遠く及ばない500点台でした。でもそれでよかったんです。
後から知ったのですが、語学勉強は成果が出るまでに時間がかかるため、大事なのはあきらめず続けることだそうです。
マインドセットの本の中でも、物事をやり抜く力として必要なのは、安易な結果の追求でなく、プロセスを楽しむことだとありました。
そういう意味で、日々の勉強で小さな楽しみを積み重ねたことは、「しなやかな」マインドセットに通じるものでした。
実践その1
- 模試の結果に一喜一憂せず、勉強で英語が分かる「プロセスを楽しんだ」
2.勉強の継続に役立つものを身につけた
物事の継続に一番役立つこと。
それは「習慣化」です。
特にプロのアスリート選手は、トレーニングを完全に習慣化しているそうです。
この点、マインドセットの本とは別に、元野球選手の松井秀喜さんの本にもヒントがありました。
松井さんは友人と会食をした深夜3時過ぎでも素振りをしたそうです。
友人は大変驚いたそうですが、ご本人は、「歯磨きと同じような感覚」なのだそうです。
まさに完全なる習慣化ですね。
私は勉強当初、週末だけまとめてTOEICの勉強をしていましたが、なかなか身につかないことに悩みました。
週末だけだと前回勉強した内容をきれいさっぱり忘れているのです。
それだったら、平日の「隙間時間」を使って、30分だけでも良いから毎日勉強した方が良いと考えたのです。
このやり方が、成功のために努力を習慣化するという「しなやかな」マインドセットの実践になっていたのです。
ちなみに、習慣化については、メンタリストのDaiGoさんもYoutubeで詳しく紹介しています。
習慣化についてのおすすめ動画
(習慣化の話は6:10から)
若いうちから良い習慣を身につけることのメリットや、習慣化のためには66日間必要であるなど、豊富な知識を基に分かりやすく説明されています。
実践その2
- 毎日30分という無理のない設定で「勉強を習慣化」した
3.試験当日に感じた意識の変化
ここまでで紹介した勉強の日々を3ヶ月送り、本番試験当日には私の「硬直」マインドセットは、完全に「しなやかに」変わっていました。
それまでの「硬直」マインドセット:
- 日本人は海外で生活しない限りネイティブ並みに英語を使うことは不可能
- 日本のTOEICスコアが他国と比べ低いのは日本人の限界
- 最初から英語の才能がなさそうならすぐ勉強やめよう
試験当日の「しなやかな」マインドセット:
- これだけ勉強したのだから900点台も絶対にとれる
- たとえ今回がだめでも、続けていれば絶対に目標達成できるから何度も挑戦しよう
この自信(信念?)がよかったのでしょうか。緊張も少なく、納得の手応えでした。
実践その3
- 努力を続ければ目標は達成できると「強く信じた」
以上の「3つの実践」で取り組んだ試験の結果発表。
表示されたスコアは、これまでのマインドセットの変化が裏切らなかった証拠でした。
でも1番嬉しかったのは、目標を達成したこと以上に、新しいことへの挑戦に対する自分の考えが成長したことでした。
これこそ、マインドセットが教えてくれた「不可能を可能にする考え方」だったのです。
最後に
本日のまとめ
- マインドセットとは「信念」のことで、人生で大きな意味を持つ
- 自分の成長や才能に限界を設ける「硬直」マインドセットと、設けない「しなやかな」マインドセットがある
- TOEICの勉強で、1.プロセスを楽しみ、2.習慣化し、3.目標達成を強く信じた結果、930点取得できた
- 新しいことへの挑戦に対して「しなやかな」マインドセットは有効である。
人間はいくつになっても才能や能力を成長させ続けることができる。
というマインドセットについてご紹介しました。
サラリーマン生活を少しでも豊かにしたい。
そんな素朴な思いから2018年2月にTOEICを始め、今は満点取得を目標に勉強し続けてます。
そのため、多くの方が感じるこんな悩みは私にも痛いほど良く分かります。
- 勉強してるのに模試のスコアが全然上がらない!
- 本番で良いスコアが取れるか不安でしょうがない
本日紹介した内容が少しでも役に立てば嬉しい限りです。
最後に、紹介した本をもう一度載せます。
最後までお読みいただきありがとうございました!