【TOEIC Part7 問題】よく出るパターンを例題問題で解説してみた

こんにちは。ユタカニです。

 

TOEIC Part7は様々な英文を読んで解答するPartです。その問題数は54問。なんとTOEICリーディングの半分以上がこのPartです。

 

制限時間が75分で、Part5, Part6の時間も考えると、おおよそ50～55分くらいで全問を解答をする必要があります。

 

最後の10数問で数分だけとなり、とにかくに先にマークシートを塗ること（TOEIC界隈では「塗り絵」と呼ばれてます）がTOEIC初～中級者の最大の壁となります。

 

そこで本日は、そんなPart7が少しでも早く正確に解けるようになる考え方を例題つきで紹介します！

 

 

1. TOEIC Part7でよく出る問題パターンは？

 

 

そこで今回、当時の自分なりの対策を例題つきでご紹介します。前回も今回もPart7を全問解き、どちらも900点を超えることができたポイントなので、効果はあると信じています。

 

2. TOEIC Part7 よく出るパターンの例題1

 

チャットの例題：

 

1.　What department is Naomi in?

(a) She is on vacation now.

(b) Somewhere in Chicago

(C) Marketing

(d) A factory that produces the new products

 

2. Who will most likely go business trip with Anna?

(a) Henry

(b) Ken

(c) Naomi

(d) No one

※参照文献：TOEIC L＆Rテスト　究極の模試600問+

 

問題解説1： 重要な部分を見つけてしっかり理解する

まず、正解をお伝えします。

 

1.　What department is Naomi in?

(a) She is on vacation now.

(b) Somewhere in Chicago

(c) Marketing

(d) A factory that produces the new products

 

2. Who will most likely go business trip with Anna?

(a) Henry

(b) Ken

(c) Naomi

(d) No one

 

チャット＝簡単にサッと読むではありません。むしろこうしたチャットやEメール関連の英文は重要な部分はしっかり精読しないと理解できないことがあります。まず今回しっかり理解すべきはここでした。

 

Anna: I need to someone in the marketing team to explain our new products to clients.

＝新商品を顧客に説明するため、マーケティングチームの誰かが必要なの。

つまりここからこのチャットは、マーケティングの誰が適任かを探す、ことがメインとなります。

 

この一文で、話の方向性が決まってしまっているのです。ネット関連の英文はこのように核となる情報が一文にまとまっていることが非常に多いです。

 

ということはその一文さえ逃さなければ一気に理解がしやすくなるのが特徴でもあります。さらに今回の場合、同行者を決める情報でいくつか核となる表現がありますね。

 

Henry: OK, Anna. I'll join you if no one else is available. ・・・①

Ken: ~~~. If she's not available, I can arrange a schedule!  ・・・②

Anna: She (=Naomi) is on vacation now...・・・③

 

この3つの核となる文章を選び出せればあとは推理になります。

 

①Henryは誰もいける人がいないなら行く

②ケンはNaomiがだめなら行く（Naomiは同行者に最適）

③Naomiはいけない＝Kenが行く

※ちなみにKenが行く＝誰かいける人がいる＝Henryは行かない

 

以上から答えがKenとなります。

問題解説2： ひっかけの選択肢の特徴を理解する

上記の問題1は特にTOEIC初心者を惑わす典型的な選択肢が混じっています。

 

(a) She is on vacation now.

(b) Somewhere in Chicago

(c) Marketing

(d) A factory that produces the new products.

 

黄色部分は実は問題文の中にそのまんま掲載されています。残り時間わずかとにかく早く解答しないと！その気持ちにつけこむ「そのままの単語」。

 

実はTOEICでは例外もありますが、原則「そのままの単語がそのまま選択肢になっている」場合、不正解の可能性が高くなります。

 

今回の例題では、わかりやすいようにあえて正解もそのままの選択肢にしましたが、もっとひねった選択肢だと、

 

(c) Analyzing market trends and promoting the company's product.

(市場トレンドを分析し、会社製品を販売促進する＝マーケティング）

 

という例もあります。話の流れを決める一文を見つけ、選択肢に英文の単語がそのまま載っていないか？言い換え表現がないかを確認していけば引っ掛かりにくくなりますので参考書や公式問題集を使って実践してみてください！

 

それでは次に、Part7で「苦手意識No.1」と思う、「ダブルパッセージ」の例題をご用意しました。

 

3.TOEIC Part7 よく出るパターンの例題2

 

ダブルパッセージの問題：

 

 

1. What happened Ms. Smith's order?

(a) A Tshirt is temporary out of stock.

(b) One of the products is in bad condition.

(c) There is a delayed delivery.

(d) Some important documents are missing.

 

2. What is most likely true of TGF?

(a) They usually send the low-quality products.

(b) They have no more cloths.

(c) They have recently expanded their businesses.

(d) Some TGF’s Customers get a special treatment for their spending.

 

3. What is most likely true of this case?

(a) Ms. Smith could get the new T-shirt.

(b) One of the managers in TGF apologized Ms. Smith.

(c) TGF refunded the fee to Ms. Smith instead of resending.

(d) TGF uses insurance service to cover the refund fee.

※参照文献：TOEIC L＆Rテスト　究極の模試600問+

問題解説1： 質問内容と問題文冒頭で全体を先に理解する

まずは解答です。

 

1. What happened Ms. Smith's order?

(a) A T-shirt is temporary out of stock.

(b) One of the products is in bad condition.

(c) There is a delayed delivery.

(d) Some important documents are missing.

 

2. What is most likely true of TGF?

(a) They usually send the low-quality products.

(b) They have no more cloths.

(c)  They have recently expanded their businesses.

(d) Some TGF’s Customers get a special treatment for their spending.

 

3. What is most likely true of this case?

(a) Ms. Smith could get the new T-shirt.

(b) One of the managers in TGF apologized Ms. Smith.

(c) TGF refunded the fee to Ms. Smith instead of resending.

(d) TGF uses insurance service to cover the refund fee.

 

 

先ほどと逆に英文量の多いダブルパッセージでは個人的な必勝法があります。まず質問を全部理解することです。

 

1. What happened Ms. Smith's order?

2. What is most likely true of TGF?

3. What is most likely true of this case?

1. Smithさんの注文で何がおきましたか＝何か起きた、トラブル？
2. TGFについて何が正しいですか？＝お店か何かの説明があるはず
3. 今回の件では何が正しいですか＝何かを対処した。

＝Smithさんが注文について文句→TGFというお店が何か対処したはず。

 

質問文でこれほどの情報を先に拾い読みできます。そのうえで冒頭を読んでみましょう。

 

I ordered a coat and a T-shirt, and my order# is 123456.

I found a big stain on the T-shirt when opening the box.

コートとTシャツを注文しました。注文番号123456です。

箱を開けたときに、Tシャツに大きなシミを見つけました。

 

ここまで読んだらいったんやめて、質問1を解答してしまいましょう。

 

今回の問題はTシャツにシミ＝不備＝悪い状態で届いたので、すぐ正解の(b)に行き着きます。

 

問題解説2： 質問と問題文を交互に確認する

次に重要なことは、冒頭以降の問題文は質問に関連した部分に集中して読んでいくということです。

 

実はダブルパッセージの問題は、意図的に不必要な情報が多くちりばめていて、全文最後まで読破しても、質問解答では時間の浪費になるのです。

（この辺の時間の使い方ってなんとなく普段の仕事でも通じるものがありますね。）

 

今回でいうと、2問目はTGFについて、選択肢はざっくり

(a)＝常に低品質な商品を送る　→　今回はSmithさんの場合のみでそうは言えない

(b), (c)＝この店はもう服がない、最近店を拡張した→言及なし

(d)=利用によって優待を受ける顧客もいる　→　請求書の「送料（Shipping」欄にそれらしい記述あり

 

で、これは実はInvoiceの一部情報だけで解答できてしまうのです。この攻略法はトリプルパッセージでも応用できます。問題のうち1つはこのように2文目、3文目だけで判断できるものがあると考えると良いでしょう。

 

そして最終問題はいわばまとめ問題といえるもので、これは最初の文章、次の文章相互に見ることで正解となるものです。例題だと、

 

(a), (b)=冒頭のEメールに言及なし。その後発送されたInvoice(請求書）でも事実なし

(d)=SmithさんにRefund(返金）をしたのは事実だが、それを保険でカバーしたかは言及なし。

(c)=SmithさんはEメールで「新しいTシャツを送るか金額調整（返金）をしてほしい」と要望　→　InvoiceでAdjustment(調整)の記載あり、金額はTシャツの値段と一緒。　→　返金対応だったと言い切れる。

 

となります。最後の問題はEメールと請求書から必要な情報を見抜いて正解する問題、と備えておきましょう。

 

4. 最後に

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました！